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2025年12月24日 (水)

櫻田智也「失われた貌」と天井をつけた日経225種。一方、日本の長所はいろんな分野で強化される 2025・12・28 (第1305回)

櫻田智也「失われた貌」と天井をつけた日経225種。一方、日本の長所はいろんな分野で強化される 2025・12・28 (第1305回)

 

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アマゾンより>

 

文春「このミステリがすごい!」の断トツ首位。早速読んだが、たしかに面白く、二回読み返した。はじめに敷かれた伏線が、終りのどんでん返しを実現する。

 

面白いミステリも終りが来るように、この雄大な上げ相場にも終りが来たようだ。

 

私がテクニカルアナリストとして超一流と認めている宮田直彦さんが、その人である。以下、ご意見をチャート込みで。

 

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「【週足 エリオット波動分析】

今年4月7日安値(30,792.74円)以来およそ7カ月間にわたって続いたインターミディエイト級第(5)波の上昇は、52,636円(11/4)を以て終了したとみられます。それと共に、コロナショック底(16,358.19円、20年3月)から5年8カ月にわたるプライマリー第➂波も終了したと思われます。

いまはプライマリー第➃波調整の初期段階に当たっており、この見方は48,235円を下回ることにより強まります。おそらく2026年2月頃(※)へ向けての弱基調が続くでしょう。

(※)週次サイクルの間隔(安値から安値)は42週程度です。これによると、現行サイクルの終了は、今年4月7週から42週程度を経過する2026年2月頃と想定できます。

プライマリー第➁波は18年10月高値(24,448円)から20年3月安値(16,358円)まで、17カ月間で通算33%下げました。パターンは「ジグザグ」でした。

「オルタネーション」により、第➃波はおそらく「トライアングル」「フラット」など保ち合いパターンを、今後数年間にわたって形成する可能性があります。

➃波の下値レンジに相応しいのは、第➂波中第(4)波領域[42,426円~30,792円]です。この領域は、11月高値から33%調整後の水準(35,266円)を含みます。」
宮田直彦のエリオット波動レポートより)

 

日経平均とは別にTOPIXの方は当面はしっかり。しかし、まだ見えていない天井は近い。ポイントは3352で、これを割ると、下げ方向になるだろう。

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「[TOPIX]

日経平均とは対照的に、しっかりの展開が続いています。12月15日は日経平均が大幅に下落(668円安)する一方で、TOPIXは最高値を更新しました(高値3434)。

もっとも、9月安値(3042)からの編成「エンディング・ダイアゴナル」は、重要な天井が接近していることを示しています。目先的に3352(12/11安値)を割ると、下降トレンドへの最初のシグナル点灯となります。

ひとたび下向きにトレンドが転換すると、その時点から1カ月~3カ月の内に3042(ダイアゴナル始点)へ下落する展開がありそうです。

TOPIXが最高値を更新しても日経平均はそうならない「未確認」は、プライマリー第➃波という大きな調整入りの前兆といえます。」
宮田直彦のエリオット波動レポートより)

 

では何をやるか?
幸い政策研究大学院大学の橋本久義名誉教授のレクチャーが、私が理事をつとめている協和協会であったので、現在世界的な競争激化にもかかわらず、わが国の絶対的優位を保持している11の分野を挙げた。

絶対的優位保持

  • ハイブリッド車
  • ICカードシステム
  • 半導体製造装置
  • フォトレジスト
  • フッ化ガス
  • シリコンウェファー
  • シリコン切断機
  • フォトダイオード
  • 超精密測定器
  • 超精密工作機械
  • クリーン石炭火力

それぞれの分野のトップ(例:ハイブリッド車=トヨタ自動車)を狙うのが一番いい。私はこれから何週間かは、そのメーカーがどこか、ご報告するつもりだ(ただし新年で数え年で92才という年齢はやはり重い。サボることはお許しいただきたい)。

 

それとは別に、何年か先には、レアアース関連が良くなるので、長期での投資には絶対おすすめ、である。

 

1. 海洋掘削・海底資源開発関連

日本海洋掘削(非上場、ENEOSグループ傘下)

南鳥島沖のレアアース泥開発推進コンソーシアムのメンバーであり、海洋掘削技術に強みを持つ。日本で唯一の海底資源掘削企業として、レアアース採掘の要となる可能性が高い。ただし、現在は上場廃止済みで投資対象としては限定的。

★★★三井海洋開発(6269)

過去にレアアース泥開発推進コンソーシアムに参加し、海底鉱物資源開発を中期経営計画に位置づけている。海洋掘削技術やメタンハイドレート関連でも実績があり、注目度が高い。

東洋エンジニアリング(6330)

レアアース泥回収システムの開発に取り組み、科学雑誌「Nature」でその技術が紹介された。世界初のレアアース版サブシーファクトリー構想を推進しており、技術革新の観点から有望。

 

2.レアアース関連素材・製造

★★★信越化学工業(4063)

ネオジム磁石の原料で中国依存度を引き下げる技術を持ち、レアアース製造の大型設備を保有。南鳥島プロジェクトのコンソーシアムにも参加しており、安定供給に寄与する可能性が高い。

TDK(6762)

レアアースを使用した磁石や電子部品の製造で知られ、コンソーシアムに参加。ハイテク産業向けのレアアース需要に対応する技術力が強み。

 

3.レアアースリサイクル・回収

アサカ理研(5724)

廃棄物からのレアアース回収技術を持ち、iPhoneの再利用レアアース採用報道で注目された実績がある。リサイクル関連の思惑買いも期待される小型株。

三菱マテリアル(5711)

廃棄物からのレアアース回収に強みを持ち、リサイクル分野で安定した実績。レアアースの安定供給に寄与する企業として注目。

DOWAホールディングス(5714)

金属リサイクル技術に優れ、レアアースの回収・精製技術を持つ。環境配慮型ビジネスとの親和性も高い。

 

4.商社・サプライチェーン関連

アルコニックス(3036)

非鉄金属専門商社としてレアアースの取り扱いに強く、中国の輸出規制強化報道で株価が動くなど、市場の注目度が高い。

住友商事(8053)

米MP Materialsとのレアアース日本向け独占販売代理店契約や、カザフスタンでのレアアース回収事業を展開。グローバルなサプライチェーンで存在感を発揮。

双日(2768)

豪州ライナス社との重希土類供給契約を締結し、日本向け安定供給に貢献。重希土類の権益獲得で経済産業省の支援も受けている。

 

5.その他コンソーシアム参加企業

南鳥島のレアアース泥開発推進コンソーシアムには、以下のような大手企業も名を連ねており、間接的にレアアース関連の恩恵を受ける可能性があります。

IHI(7013):海洋掘削技術やエンジニアリング。

AGC(5201):レアアース関連素材の加工技術。

鹿島建設(1812):海洋インフラ構築。

川崎汽船(9107)、商船三井(9104)、日本郵船(9101):海洋輸送。

★★★小松製作所(6301):採掘機械の提供。

ENEOSホールディングス(5020):エネルギー供給と日本海洋掘削の親会社。

三井金属鉱業(5706):鉱物資源処理技術。」
GiornoVerdanno氏のnoteより)。

 

 

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