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2025年3月 3日 (月)

13年前の予言の書『シェールガス革命で復活するアメリカと日本』と、富裕層が増える日本 2025・3・2 (第1261回)

13年前の予言の書『シェールガス革命で復活するアメリカと日本』と、富裕層が増える日本 2025・3・2 (第1261回)

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<日本の古本屋はこちら

 

何しろ数え年で90才になった老人である。

 

自慢話から入るのをガマンして聞いて頂きたい。この本は自分で言うのもナンだが、予想をすべて適中させた本。2012年12月刊行だが、12年以上たっても少しも古びない。快心の作である。

 

では、読んでみたいか。ダメです。この本は私のドン底期に岩波書店から自費刊行した作で、手許にもごく少量しか残っていない。

 

しかし「エネルギーの輸入国だったアメリカが(エネルギーの)輸出国になる」影響の巨大さは、連日のニュースひとつをとってもわかる。数字で示すと2012~2013年の1010万バレルから、2023~2024年1930万バレルに急増した。天然ガス需要は同期間1.6倍になった。

 

一方、生成AIの方は、自動運転を中心テクノロジー分野で活用される。加えてFRBの政策金利引き下げが期待される。年内2回はあるだろう。

 

いきなり銘柄で恐縮だが、テスラ、ウーバー・テクノロジーズにメリットがある。さらに生成AIに欠かせない画像処理半導体を製造するエヌビディア、自動運転のソフトでトップのアルファベット、オープンAIの筆頭株主マイクロソフトに恩恵が大きい。

 

一方、日本は人手不足が現在の500万人から2035年には850万人に増大する。

 

本屋では生成AIについての本はヤマのように積んである。生成AIの説明はしばらく措いて、「雇用の未来」で示された、機械化の影響を受けにくい職業を表に示した。

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「足病医」という職業が「受けにくい職業」に入っていることに違和感を持たれる向きがあるかも知れない。(横道にそれて申し訳ないが)たった3センチ、足の指を切っただけで8カ月間も入院した始末。しかも現在でも看護師がホウタイを取り換えに来宅する始末である。

 

市況が思わしくないが、反発したらスゴイゾと思わせる事態が発生している。野村総研の推計によると「超富裕層が2年前にくらべて11.3%増になり保有資産の集中度も36.1%と2年前比で3.8ポイント上昇した。

 

定義を書いておこう。純金融資産5000万円超1億円未満までは「準富裕層」、1億円以上5億円までが「超富裕層」である。

 

現在こそ株価はやすいが、一旦上昇に入れば、4万3,4千円はごくたやすい。弱気にならないことが肝心かなめだ。

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