劇場版「Doctor-X」と米FRBの「影の議長」。それに「辰巳」の年の株価動向 2024・12・22 (第1252回)
劇場版「Doctor-X」と米FRBの「影の議長」。それに「辰巳」の年の株価動向 2024・12・22 (第1252回)
<公式HPより>
久しぶりに劇場へ行った。満員で、若い人達ばかり。来年90才の老人にとってまぶしく見えた。
私のワシントンのソースから「FRBを牛耳りたいトランプ次期大統領」というニュースが来た。
トランプ側はクビを切りたいが、パウエルFRB議長は辞任を拒否しつづけている。来年1月20日の大統領就任直後にパウエル解任の観測がつよい。
一方、保守系シンクタンクのヘリテージ財団が次期政権のために作成したプロジェクト2025に「FRB刷新」が明記されている。
プロジェクト2025は政治任命者をふやし、司法省に対する大統領権限を拡大する。提案は
①FRBに大統領が権限を行使できる
②州境をこえた中絶薬品の郵送を禁止
③ポルノを犯罪化
④教育省の廃止
などがある。
プロジェクト2025の実現の可能性はまだ不明だが、トランプ氏が行政管理予算局(GMB)の局長に、同案の主要立案者のラッセル・ボート氏を任命した。また、大統領次席補佐官(政策担当)にスティーブン・ミラー氏をえらんだ。この人もプロジェクト2025の参加者である。
トランプ次期大統領は上下両院での勝利で法案の成立にぐんと有利になっている。上院で53議席(民主はマイナス4の47議席)。下院でも共和党220議席(民主は215議席)で、トライフェクタを実現した(加えて州議会でも55%をつかんでいる)。
こうして見て来ると、パウエル氏が自分の解任を拒否する前に「次期FRB議長」を発表して、力をそぐ手がある。やり手のスタッフ(財務官僚を含む)が多いので、この可能性が(筆者には)最も大きいと感じられる。
米国にあまりにも行数をつかってしまった。肝心の日本の株式市場に転じよう。
PERの安さ、米国年金の下げたら買いの姿勢、肝心の石破政権が面談をトランプ次期大統領が受け入れたことで、一挙に見通しは明るい。
<大和証券 木野内栄治氏レポートより>
ホンダ、日産のニュースは、日産大幅高で好感を持って迎えられた。経験的に、2年に一度のモーターショー(次回は2025年)に向けて、グッドニュースばかりになる。
さて、迷信と笑われるかも知れないが、十二支で辰年は「辰巳天井」でピークをつけることが多い。
<大和証券 木野内栄治氏レポートより>
ただ乙(きのと、西暦末尾が5の年)は全部株高の年である。株だけでなく景気もいい。
ついでに。巳年(1953年、1965年、1977年、1989年、2001年、2013年)、これを上昇、下降とわけると、プラス4回、マイナス2回となる。
上昇の年の平均上昇率は13.40%。2024年12月17日終値3万9364円に上乗せすると4万4639円となる。大相場だ。日米の中央銀行は現在の方針維持。
いい話が多い。皆さん、元気を出して!!
GOOD LUCK!