今井澂プロフィール

講演・出演など

お問合せ

週刊ボイスメッセージサービス『今井澂の相場ウラ読み』

広告


最近のコラム

時事総合研究所委託編集 コメントライナー

« 2024年7月 | トップページ | 2024年9月 »

2024年8月26日 (月)

新高値更新の金先物価格。本命・小泉進次郎候補にクラ替えした私の調査 2024・8・25 (第1235回)

新高値更新の金先物価格。本命・小泉進次郎候補にクラ替えした私の調査 2024・8・25 (第1235回)

 

本当なら亡くなったアラン・ドロン氏の出演作をとり上げるところだが「太陽がいっぱい」も「冒険者たち」も取り上げてしまっているので、今回は見送り、合掌。

 

さて、第一のテーマの金先物価格である。COMEXは8月16日、19日、20日と3日つづけて史上最高値を更新した。

 

20240826_01

みんかぶより>

 

8月5日には利食い売りで2402ドルだったから、8月19日の高値2520ドルとくらべると2週間で118ドル上昇。

 

最大の原因は、小菅努さんによると、米国金融政策が転換期を迎えていることだ。

 

ディスインフレと米雇用鈍化が同時進行している中、9月17、18日のFOMCでの利下げ着手はすでに現実路線にたっている。来週のNY株式市場のみとうしは楽しみだ、勿論金価格の方も。

 

では先行きの高値は?

 

JPモルガンはオンス2500ドル、著名な若林栄四さんはオンス3800ドルから3900ドル。

 

1オンス31.1グラム、対ドルレート145円とすると――

JPモルガンは、1万1656円。

若林栄四さんは1万7717~1万8183円になる。

 

すでに今週グラム1万7600円、JPモルガンの目標は達成された。さあ、どうする? どうする? 答えは皆様がおきめ下さい。

 

ちなみに私は、前回茂木幹事長の名を挙げたが、マスコミは本命小泉進次郎で紙面を作っている。対抗石破元幹事長。

 

20240826_02

ダイヤモンド・オンラインより>

石破さんの目はないと思う。石破元幹事長が出馬するのはこれで5回目。20人の党内支持者がまだ固定化していない、というのは何とも、地盤が固まっていないことをしめす。同じ慶應義塾大学出身だし、お人柄、能力はすばらしいと思うが――。

 

次の総選挙を考え始めたら、オヤジさんが「50代になる迄、総理になるな」といっていたのを引っ込めたのは、ある達成への読みが出て来たからだろう。あのオヤジ・ムスコなら「自民党をブッこわす」ぐらいのセリフか、もっと強いキャッチフレーズを考え出しても不思議はない。

 

第一、立憲民主党の方も、前回官房長官だった枝野氏有力視されている、とか。現在7%台の支持率では自民党の31%にくらべて見劣りする。

 

やはり12年前の鳩山、菅直人政権での何も決まらない政治の記憶が、政権交代への投票をためらわせる。景気も好転しつつあるし、自民党政権は長期化する。石橋を叩くのと同じ位、これは確実なことと私は確信している。

 

 

★新刊発売中!★

『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)

20240311_03_20240826085601

(今井澂著、216ページ、税抜き1600円)

2024年からの日本経済は「ゴールデン・チェンジ」と呼べる大変化を遂げ、半導体やインバウンドを牽引車に成長路線に回帰します。日経平均株価が6万円を目指す流れを詳細に解説しています。オススメ10銘柄つき。通刊50冊目の記念の書です。是非お買い求めください(→アマゾンでのご購入はこちら)。

2024年8月19日 (月)

G・ガルシア・マルケス「百年の孤独」とバフェット弱気に対し、私の強気の理由。ポスト岸田をどうみるか 2024・8・18 (第1234回)

G・ガルシア・マルケス「百年の孤独」とバフェット弱気に対し、私の強気の理由。ポスト岸田をどうみるか 2024・8・18 (第1234回)

 

20240819_01

アマゾンより。病床でも読書してます!>

 

私は相変わらず病室の中だが、息子夫婦たちがちょくちょくきてくれるし、亡妻扶美子が夢の中に出て来るので、淋しくはない。昨夜なんか、笑いかけてくれた!

 

余禄もある。糖尿病患者の重視するHbA1C(ヘモグロビンA1C)が6.8%になった。6月は7.4%。正常値の6.2%まであとひと息である。

 

さて、今回とり上げるウォーレン・バフェット氏ひきいるバークシャー・ハサウェイの財務報告書が8月3日に公表された。4~6月期の動向は――(以下、「マーケット・エッセンシャル133号」による)。

 

 アップル株の大量売却。手持ちの49%減少させた。
20240819_02

<「マーケット・エッセンシャル133号」より>

 

理由はハサウェイ氏は公表せず、周囲が「証券税制、つまりキャピタルゲイン課税のせい」としている。

 

私は違うと思う。真の理由は次の通り。

  1. 米国経済は今後マイルドかハードかは別として必ずリセッションに入る
  2. PERがダウ27~28倍、S&Pで24~25倍は不況を前提とすれば割高である
  3. 大統領選の見通し難

一方、日本の商社株は大もうけしている。さすが、というほかない。

 

では、私が米国株はダメだが、日経225は上昇すると断言する理由は次の通り。

 

20240819_03

  1. 景気が今後どんどん良くなる。景気のサイクルがすべて上向く
  2. PERが安い。日経225の13~14倍は好況突入を前提とすれば安すぎる
  3. 岸田首相の後任が誰にせよ、立憲民主党の支持率7.6%では、政権交代はありえない。
  4. キングメーカーを狙う麻生副総裁、菅前首相の動きで決まる、と断言する事情通は多い。

 

私はブログで岸田留任、再任を主張して来ただけに、ここは間違った。あやまります。

 

一時は私は上川陽子外相が有力と考えていた。理由は麻生さんが支持し、財務官僚が支持しやすいためだ。小石河は人気はあるが、麻生・菅両氏がクビをタテに振るまい。少なくとも今回は。

ただ、上川さんは力がない。少なくとも実力不足だ。茂木さんではないか。

 

さて、投資作戦。プラザ投資顧問の伊東秀広さんは「超一流株をバーゲンセールと考えて押し目買いに徹する」として
①トヨタ、②三菱UFJ、③三井住友銀行、の3つを挙げた。私も賛成である。

 

もちろん、「半値戻しは全値戻し」の相場格言通り絶対に弱気にならないこと。

 

地震が多いので、大震災はウリではないかという人も、もちろん、いる。「起きてから考える」というのも一策だし、「天災に売りなし」という格言を想起するのも一策。私はもちろん後の方だ。

 

経済環境は大きく変わろうとしている。しかもいい方へ。これを疑わないこと。

 

では皆さん、GOOD LUCK!!

 

 

★新刊発売中!★

『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)

20240819_04

(今井澂著、216ページ、税抜き1600円)

2024年からの日本経済は「ゴールデン・チェンジ」と呼べる大変化を遂げ、半導体やインバウンドを牽引車に成長路線に回帰します。日経平均株価が6万円を目指す流れを詳細に解説しています。オススメ10銘柄つき。通刊50冊目の記念の書です。是非お買い求めください(→アマゾンでのご購入はこちら)。





2024年8月12日 (月)

この急落と大幅反発。大底はもうついたか。戻り高値はいくらか。 2024・8・11 (第1233回)

この急落と大幅反発。大底はもうついたか。戻り高値はいくらか。 2024・8・11 (第1233回)

 

少々おこがましいが、私はまた予想を適中させた。エヘン、エヘン!

 

20240812

会社四季報オンラインより>

 

3月10日、私は「NY株総売り」と申し上げた。ウォーレン・バフェット氏が「アップル株の大量売却」と時を同じくさせていた。これも予想とは別に私のすごさを物語る。エヘン、エヘン!

 

8月5日に日経平均4451円安。

 

これが8月7日には900円以上の下げから、一転して3万5000円台、414円高に振れた。

 

下げ止まり。いちよし証券の伊藤幸洋さんも「底入れした」と予想している。

 

となると、8月5日の3万1156円が底値と私も断言する。ブログではNY筋の買い出動は3万2500円近辺としたが、もうすでに買い始めている。

 

マネースクエアの宮田直彦さんは、「アベノミクス以来PERは15.2倍程度。現在は13倍だから、とりあえず3万6000円近辺が目標値」。

 

ブラックマンデー当時と同じ上昇と仮定すると、3万8121円になる。ご参考までに。

 

イマイさん、どの位をみているの? と聞かれると、4万3000円、時期は2025年3月末と予想している。

前回申し上げた通り。「好循環」が始まる。すでに6月から実質賃金は1.1%プラスに転じている。

 

投資手段は? まず半分を日経ブル2倍で買う。9月の期末で残り半分。これがいい。

 

公平を期すために、日ごろお世話になっている伊東秀広さんにご意見を伺った。

 

「NYの形が悪い。これにひっぱられて、日経平均の方も底値とはいえない」

 

私の意見は変わらないことをご参考までに。

 

では皆さん、GOOD LUCK!

 

 

★新刊発売中!★

『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)

20240812_02

(今井澂著、216ページ、税抜き1600円)

2024年からの日本経済は「ゴールデン・チェンジ」と呼べる大変化を遂げ、半導体やインバウンドを牽引車に成長路線に回帰します。日経平均株価が6万円を目指す流れを詳細に解説しています。オススメ10銘柄つき。通刊50冊目の記念の書です。是非お買い求めください(→アマゾンでのご購入はこちら)。

2024年8月 5日 (月)

映画「招かれざる客」と各方面で展開しつつある“対立”。当面モタつく東京株式市場の行く末。そして「オルカン」。 2024・8・5 (第1232回)

映画「招かれざる客」と各方面で展開しつつある“対立”。当面モタつく東京株式市場の行く末。そして「オルカン」。 2024・8・5 (第1232回)

 

はじめにおわびを申し上げる。私の病名は「包括的慢性高度下肢虚血(CLTI)」で7月7日付の「下肢閉塞性動脈硬化病」ではない。全く私のカン違いだった。

 

1年以内の生存率は85%。最後は狭心症、動脈硬化症でまあ5~6年らしい(少々怪しげだが)。

 

“対立”がないとドラマにならない。米中対立、ロシア対NATO(又はウクライナ)、白人対黒人、トランプ対ハリス、近く発生しそうなトヨタ対日産・ホンダ・三菱自、などなど。最後に株式の世界での「売り方」対「買い方」。

 

20240805_01

アマゾンより>

 

すぐ思いつくのは実は私にとっても、この「招かれざる客」である。当時山一証券は米国にトレーニーを半年(パスポートの関係で)派遣し、第二代目は私らしい、と自他ともに認めていた。スペンサー・トレイシーもキャサリン・ヘップバーンも、そして何よりも「夜の大捜査線」でカッコいいなと感じたシドニー・ポワチエが見たかった。いまでもみたかったので、実は入院中、アマゾンのサービスで観た。いまでも終わりのスペンサー・トレイシーのセリフは感動する。

 

そのせいか、いまではデンゼル・ワシントンの出る映画は順番にみている。

 

つまらないことを言いすぎた。何しろ入院中で時間はあり余るほどあるので。

そこで今回は休むと申し上げたが、このとおり、書いた。悪しからず。

ところでトランプ対ハリスだが一つにビットコインが入っている。

 

ビットコインは、従前から私はすすめたことがない。メリットに対し価格が高すぎるし、買い手が(少なくとも当初は)中国の資金が支えていたことだ。

 

だからトランプ前大統領が、ビットコインなどの支援策を打ち出した時はアレレと困ったが、しかしカマラ・ハリスさんが「あれは罪人の金です」と言ったのは胸がすく思いがした。

 

20240805_02
ウィキペディアより>

ロイターが「有権者登録をしている人」に調査したところ、カマラ・ハリスさんは42%(支持率)、トランプ氏は42%だった。

 

ただし、カリフォルニアとワシントンDCが主な居住地のハリスさんが、中部の州の投票者は支持しにくいに違いない。いぜん五分五分より6:4でトランプ有利と考える。ドル安、円高が進行すると見ている。1ドル130円で当面のメド。

 

一番、日本人にとって重大な「好循環」にとって大事な材料は、まず日銀が「0.25%利上げし、国債購入3兆円減額」のニュースだろう。同時に7月にお札が福沢諭吉から渋沢栄一に変わった。

 

これで「金利のある世界」にもどり、ほどほどの物価上昇がいわば保証された。

 

日銀の2022年12月末で家計部門が所有する現金109兆円(前年比2.4%増)あり、あるアナリストはうち60兆円が「タンス預金」と考えられる。1割も動き出せば世の中、変わる。まあ。みていて下さい。私の言う通りになるから。

 

いまのところ行き先がないだろうが、後述する好景気が2025年から開始すれば、株式に相当部分が向かうことは間違いない。

 

チャートをみて下さい。畏友、嶋中雄二さんのいわれる通り、2025年にはすべての景気が上昇期に入る。

 

20240805_03

20240805_04

<図1、表1とも岡三証券「特定投資家向け資料」より>

 

私がNYの投資筋に聞くと3万2500円台あたりを切ると、買いを少し入れたい。8月中旬から本格的に買う、とのことである。

 

新NISAでは、海外にも目を向けていい。インドがとりあえず、いい。「iFreeNEXTインド株インデックス」が25年間で12.5倍。

 

20240805_05

『プレジデント2024719日号より>

 

他に人気の「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」。5年間の分配金を含む上昇率は140%。5年前の1万円は2万4000円になっている。

 

夏休みをとって8月から買いに出る。その間、投資信託で手始めに――という作戦をおすすめする。

 

では皆さん、GOOD LUCK!!

 

★新刊発売中!★

『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)
20240311_03_20240805090201

(今井澂著、216ページ、税抜き1600円)

2024年からの日本経済は「ゴールデン・チェンジ」と呼べる大変化を遂げ、半導体やインバウンドを牽引車に成長路線に回帰します。日経平均株価が6万円を目指す流れを詳細に解説しています。オススメ10銘柄つき。通刊50冊目の記念の書です。是非お買い求めください(→アマゾンでのご購入はこちら)。


« 2024年7月 | トップページ | 2024年9月 »