今井澂プロフィール

講演・出演など

お問合せ

週刊ボイスメッセージサービス『今井澂の相場ウラ読み』

広告


時事総合研究所委託編集 コメントライナー

« 映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と、日本経済と日本株の独歩高 2023・12・3 (第1202回) | トップページ | 木下順二「巨匠」と対ドル120円の円高。そして米国の景気後退 2023・12・17(第1204回) »

2023年12月11日 (月)

映画「ナポレオン」と大悪妻ジョゼフィーヌの見直しと、発生した「ドカ」と金投資の見直し。 2023・12・10 (第1203回)

映画「ナポレオン」と大悪妻ジョゼフィーヌの見直しと、発生した「ドカ」と金投資の見直し。 2023・12・10 (第1203回)

 

英雄ナポレオンの生涯を画いた映画で、大量の人員、予算を投下した戦闘シーンは、十分に見応えがある。一見をおすすめする。

 

このリドリー・スコット作品は、英雄がその妻ジョゼフィーヌに一生変わらない愛を注いだことが軸になっている。

 

20231211_01

映画公式ホームページより>

 

私はその点だけが心からは納得できない。六才年上で二人の子持ち、しかも上官の愛人だった女。加えてナポレオンの戦地に来てほしいとの要請を無視しつづけ、愛人をつくり、浪費をつづける。ただ、この役を演じたヴァネッサ・カービーを観ると四分の一黒人の血をひいたエキゾチックな美貌を含めナポレオン(ホアキン・フェニックス)の心をとらえた魅力が理解できる。

 

さて、テーマである株の暴落。先週日経平均は千円下げた、外国人投資家が、植田日銀総裁の発言を材料に、円買い、日本株売りでたたいたからだ。円レートは一時141円まで急騰した。

 

加えて岸田政権の不人気、米国の「トランプ2・0」が重しになった。

 

ご存じのとうり私は11月の「ドカ」を予測していた。米国の国債格付けに引き下げがあり実施が伸びただけ、これが不安材料で残る。

 

ヘッジファンドが、先物で3兆円売っていた。2兆8000億円は買い戻した。終わりと思っていたが4000億円新規に先物を売り乗せてきた。これが市場面から見た真相である。

 

では、底値はいくらか。

ここはテクニカルアナリストの出番だ、と私は思う。

下げ相場に強いプラザ投資顧問の伊東秀広さんに聞いた

 

3万473円はほぼ確実に切る。3000円以上の下げになる。

 

20231211_02

<出所:ヤフーファイナンス

 

マネースクエアの宮田直彦さんも、珍しく米国株のハイテク銘柄に弱気を言っている。日本株は3万500円が底値だとも。

 

20231211_03

<出所:BullionVault

 

一方、株が下がる時は必ず上昇する金価格だが、著名な若林栄四さんが去る10月のセミナーで「クリスマス前のオンス2200ドル」と言っていた。現実はその線に近くなっている。

 

若林さんは、6月のセミナーでは「2029~2030年に控え目に見ても3885ドル」とした。これが去る10月には「最終的には7750ドル」と上方修正した。的中率の高い人だけに読者の皆様にもご留意いただきたい。

 

私はかねてから「全財産の3%は現物の金にして、子孫に遺贈しなさい」と助言してきた。いよいよこの助言が現実化してきた、と私は感じている。

 

では皆さん、GOOD LUCK!

 

★12月25日に新刊が発売されます!★

『日本経済大復活 GOLDEN CHANGE』(Gakken)

20231203_03_20231211094401

(今井澂著、216ページ、1600円予定)

2024年からの日本経済は「ゴールデン・チェンジ」と呼べる大変化を遂げ、半導体やインバウンドを牽引車に成長路線に回帰します。日経平均株価が6万円を目指す流れを詳細に解説しています。オススメ10銘柄つき。通刊50冊目の記念の書です。是非お買い求めください。

 

 

 

« 映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」と、日本経済と日本株の独歩高 2023・12・3 (第1202回) | トップページ | 木下順二「巨匠」と対ドル120円の円高。そして米国の景気後退 2023・12・17(第1204回) »