今井澂プロフィール

講演・出演など

お問合せ

週刊ボイスメッセージサービス『今井澂の相場ウラ読み』

広告


最近のコラム

時事総合研究所委託編集 コメントライナー

« 映画「ダイ・ハード ラスト・デイ」とウクライナ問題とドル高。そして私の強気 2022/02/20 (第1103回) | トップページ | 映画「天井桟敷の人々」と「脱炭素」という誤りのために消費税20%に当る負担を負うわが国。そしてバフェットの買った商社株 2022・3・6 (第1105回) »

2022年2月28日 (月)

映画「ロシアより愛をこめて」とロシアのウクライナ侵攻。NYと東京市場の猛反発を私が予想する理由 2022/02/27 (第1104回)

映画「ロシアより愛をこめて」とロシアのウクライナ侵攻。NYと東京市場の猛反発を私が予想する理由 2022/02/27 (第1104回)

 

「ドクター・ノオ」に次ぐ「007」ものの第2作、シリーズ最高傑作とされている。オリエント急行車内での猛烈な

格闘シーンだけでも映画史に残る、何よりもショーン・コネリーが油ぎっていかにもスパイらしく、また何よりも恰好のよさが魅力的だった。

 

 さて、露プーチン大統領はウクライナに侵攻した。

 米バイデン大統領は、対露制裁を発動し、欧日はこれに追随し、近年ではこれまでで最も緊迫化している。

 

 日本にとって一番困るのは、原油価格がバレル100ドルを突破しそうなことだ。

 

 そうでなくても、4月の物価指数は、スマホの価格引下げ効果がなくなる。これだけで1.48%。これにガソリン、食料品などの価格上昇を加えると、現在の0.5%が一時的とはいえ3%近くの消費者物価上昇になる。

 

 企業収益見通しが一挙に悪化するのは当然。最悪の場合を想定して、株安が発生した。

 

 ルーブルの下落、金融市場でのロシア債へのデフォルト懸念。

 2014年のクリミア半島への軍事侵攻を直感させる。

 

 私だけではない。第一生命経済研究所首席でエコノミストの熊野英生さんは、「アフターコロナに冷水」という緊急レポートで、やはり2014年の記憶がよみがえる、と懸念している。

 

この懸念は無用だろう。ロシアはこの危機で、自国の保有する資源や金の価格上昇で、大きな利益を獲得する。SAIL代表の大井幸子さんのレポートによると「ロシアの原油生産は一日一千万バレル。十ドル上がれば毎月30億ドル。金が10%上がれば毎月15億ドルの利益が出る」。マイナスの面はあるが、全体では、ロシアは損はしない。

それでもマスコミの危機感の宣伝もあり、危機感は相当なものだ。有事の金買いが発生した。

 

2022022801

2022022802

 

2月21日の金先物相場は1グラム7041円と、202087日の7032円を抜き、最高値を更新した。

 

 商品アナリストの小菅努さんは、「有事の金買い」には一定のパターンがあるという。

 

  1. 有事で認識され始めると金買いがふくらみ、緊張レベルの高まりで買い圧力は上昇。
  2. 有事が具体化すると、さらに金買いが高まるが、同時に材料出つくし感から手仕舞い売りが始まり、高値波乱相場になる。
  3. 有事が実現し実体が明らかになると、金買いは終わり、手仕舞い売りでジ・エンド。

 

私はこの「金買いの買い圧力」は株の場合、「危機にからんだ株売り」と読みかえるといい。

つまり③の段階なのだから、売りは終わり。買いあるのみ、ということ。おわかりいただけただろうか?

 

 

 小菅さんは、「有事の金買いが終わっても、悲観的になる必要はない」として次の理由を挙げる。

 「エネルギー危機、金融危機は厳存しており、インフレリスクがなくなるわけではない」。やはり、私の財産の3%は金の現物で持つ、これがおすすめだ。先物はタイミング次第だが、高値は追う必要はない。

 

 株では何を狙うか

 ウォーレン・バフェットが買った大手商社もいい。ウランの利権関連という魅力もある、

 三菱商事(8058)、住友商事(8053)、三井物産(8031)、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)

 

 いつものように映画のセリフでシメる。

 ボンドがロシアのスパイの美女にいう。

 「君は写真より綺麗だ。」

 「でも口が大きいでしょ」

 「ぼくにはちょうどいい」

と言ってキスする。

 

さて、この下げ相場は、もう22425日で終わった。とりあえず買いあるのみ。

 

 読者のみなさんは、身の丈にあった投資を。ご自身でよく研究されてリスクはご自分で。

 大きな成果を、どうぞ。

 では、グッドラック!

« 映画「ダイ・ハード ラスト・デイ」とウクライナ問題とドル高。そして私の強気 2022/02/20 (第1103回) | トップページ | 映画「天井桟敷の人々」と「脱炭素」という誤りのために消費税20%に当る負担を負うわが国。そしてバフェットの買った商社株 2022・3・6 (第1105回) »