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2021年9月 6日 (月)

映画「オールド」と米国のアフガン撤退で地下資源獲得し有利になった中国の落とし穴2021.9.5(第1078回)

映画「オールド」と米国のアフガン撤退で地下資源獲得し有利になった中国の落とし穴 2021.9.5(第1078回)

 

スリラーの鬼才M.ナイト・シャマラン監督作品の恐らくベスト。秘境のビーチを訪れた数人の社会的エリート家族が、逃避が出来なくなり、異常現象に見舞われる。

 

その異常現象とは、30分に1年歳を取る。6歳の男の子が、アッという間に青年になり、最後はヒゲだらけの五十男になる。勿論両親は一夜のうちにボケ、老衰死。

 

このシチュエーションは、異常なビーチを利用して人体実験を行った製薬会社がつくり出したもの。

 

要するに、トシには何人といえども敵わない、という永遠の真理がテーマ。この間に次から次へと意外な事件が発生するので、イキもつけない。快作、傑作と思う。

 

双日総研の吉崎達彦さんは今回の米軍のアフガン撤退を「クリーニング」と評している。「いつか見た光景」とも。たしかにデジャブ感が強い。

 

三菱JPモルガンスタンレー証券の藤戸則弘さんは、「アフガニスタンの戦後復興を先取りする中国」と題して中国を賞賛している。

 

内容を簡略にご紹介しよう。

 

「中国商務部の資料によるとアフガンの資源は石炭4億ドル、鉄鉱石100億ドル、銅・金・モリブデン3000万トン。他にも天然ガス、石油が埋蔵している。」

 

「とくに注目されるのが、リチウム、ベリリウム、パラジウムなどのレアメタル。正確な量は不明だが、ニューヨークタイムスによると、1兆ドルの資源の上に暮らす貧者、だそうだ。

 

藤戸さんはこの説の終わりに「戦後の商売を念頭に外交を展開する中国の戦略には感歎を禁じ得ない」と評している。

 

このほか、時事通信コメントライナーには、「ラオスが中国の属国に」というと大げさだが、それに近い経済支配下に置かれていると報じられている。

 

前記した吉崎さんも「米国が失った同盟の信頼を取り戻すのは容易でない」としている。

 

以上のべることをまとめると、何となく中国の判定勝ちになりそうだ。

 

しかし、この「オールド」のテーマ通り、中国といえどもやはりトシには勝てない。

 

経済産業研究所の藤和彦さんによると「中国は豊かになる前に老いる」

 

永い間の一人っ子政策のツケで、人口構成がアンバランス。先進国は高齢社会となった時点では一人当たりのGDP2万ドルをはるかに上回っていた。しかし現在の中国は1万ドル程度。にもかかわらず「2025年までの5年間に66才以上の高齢者は3億人をこえる(中国民政部)」

 

全人口に占める比率が14%を超えると高齢社会だが、来年、中国のそれは15%以上に達する。2060年には26%。(ちなみに2050年の米国は22%で日本は2020年にすでに28%である。)

 

藤さんはこの分析の結果をこうしめくくった。

 

「今後10年のうちに米国を越え世界一の経済大国となるとされている中国だが、内外からの圧力の高まりで一瞬のうちに瓦解してしまうリスクが高まっているように思えてならない。」

 

やはり国もトシには勝てないのだろうか。

 

なお東洋経済新報社の株式ウィークリーの9月早々の号に「米国市場を斬る!」「来年まで上昇、秋口の『ドカ』に注意」という山川清弘編集長との対談のまとめが刊行されます。

 

ご期待ください!

 

なお、最後に三人のテクニカルアナリスト達にお礼を申し述べる。いちよし証券の高橋幸洋さん、マネースクエアの宮田直彦さん、プラザ投資顧問の伊東秀広さん。それぞれのお立場から適格にこの上げ相場を予測したお三人様に感謝!

 

私はこの三人のおかげで、820日で底値がついた、これから上昇、と私のボイスメッセージで断言できた。その通りになったことは歴史が証明する。

 

再び感謝!! 

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