映画「影武者」とビツトコイン暴落の真犯人。そしてわが国の敗者の感覚の誤りと私の強気2021・5・23(第1065回)
映画「影武者」とビツトコイン暴落の真犯人。そしてわが国の敗者の感覚の誤りと私の強気2021・5・23 (第1065回)
ご存じの黒澤明監督の時代劇大作。
主役に予定されていた勝新太郎が監督とケンカして仲代達矢に交代した。話題性は十分で興行収入は、相当長い期間、首位を保っていた。私は「七人の侍」や「用心棒」の方が、ずっと好きだが。
今回、この作品をブログに取り上げた理由はカンタンだ。
株式、債券、ETFなどの広く市場で取引される投資物件はいわば本物の武将だ。
これに対しビットコインなどの「暗号資産」あるいは「仮想通貨」は、私の解釈では「影武者」。
ビットコインやイーサリアムをビジネスにしている方には、怪しからんと言われるだろう。
まあ、86歳の老人のタワゴトお笑いください。
さて、本題に入ろう。
このところ、ビットコイン相場の暴落が目立つ。19日には一時前日比三割を超える大幅下落だった。
下落の直接の原因は二つ。野村総研の木内登英エグゼクテイブ・エコノミストによると、第一は中国の規制当局が金融機関に対し仮想通貨に対するサービスを規制したこと、第二はテスラのマスクCEOが、ビットコインを同社のEVの代金として受け入れない、と発表したことだ。
しかし、木内さんは「ビットコインの価値が、不明確なこと」が、価格乱高下の真因、としている。また下落リスクの大きさも木内さんは指摘している。以下、引用する。(木内登英のグローバル・エコノミー・アンド・ポリシー・インサイト」5月21日付)
(ビットコイン)は株式や債券のようにキャッシュフローを生まない。
(中略)ビットコインの唯一の価値は、銀行送金の手数料が安価なこと。
木内さんはビットコインの理論値は「既存の銀行送金と同額の手数料となる価値」として40万円と試算している。現実には4万ドル近辺で取引されているから下値リスクはまだ相当大きい。
さて、下落真犯人だが、乱高下を主導したのはロビンフッダーなどの個人投資家だった。
ご存じの通り、最近の米国のコロナ・ショックはほぼ終了し、経済社会活動が正常化。かつての「巣ごもり」状態はなくなり、在宅での投資活動時間は短くなっている。
真犯人は「素人個人投資家」の後退だ、と木内さんは結論付けた。コロナ相場は終わり、とも。
私は反対だ。株式にしても暗号資産にしても、投資家、とくに個人は「儲かっているうちは、絶対にやめない」。
従ってNY市場については、現物だけでなくオプションも含めると上場幅は、少ないかもしれないが、強気相場は存続する、と私は考える。
一方、日本の方は個人にしても機関投資家にしても、50代後半から60代前半の世代層が中心になっている。
この年代層は、ものごころついてからずっと、下げ相場しか知らない。そのせいだろう。私の新著「日経平均4万円時代 最強株に投資せよ!」を見ると笑いだす向きが多い。
しかし、思い出してほしい。私が「日経平均3万円」という本を出版したのは、わずか3年前。あの時は 誰もが笑った。しかし、この2月、3万円のカベは抜かれた。
しかし考えてほしい。足元の流動性は高く先行の企業収益の大幅向上は目に見えている。株価収益率は来期ベースで13~15倍で割安。
問題となっていた東京オリ・パラも開催が決まり、来週以降の上昇は確実。
私事を公開するのは気が引けるがレバレッジを効かせたETFを買い増しした。
私はいぜん強気だ。
« 日経平均2千円を超える大幅下落を起こした真犯人。そして私が五月十三日の二万七千円台を底値と判断したワケ 2021・5・16 (第1064回) | トップページ | 映画「ファーザー」と私の当面の投資シナリオ 2021・5・30(第1066回) »