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2018年9月10日 (月)

映画「ジョーズ」と天災と国土強靭化関連銘柄(第924回)2018・9・9

映画「ジョーズ」と天災と国土強靭化関連銘柄(第924回)2018・9・9

 夏になるといつでも思い出すのがこの「ジョーズ」だ。175年の作品だが、いまでもBSで繰り返して上映されると、私はDVDは持っているのに必ず観る。

 ストーリーはご存知の通り。怪物サメと人間との死闘だが、スティーブン・スピルバーグ監督がわずか28歳でこんなすごい傑作を作ったことに、私は凡人の一人として、本当に啞然としてとしてしまう。

 

 米国の友人にこの映画の話をしたら「『もっと大きな船が必要だ』ってセリフを知っているかい」と聞かれた。

 「それはブロディ署長が、巨大なサメが水面上にガバっと現れた時に対面して、唖然として言うセリフでしょ?」「もう米国では慣用句で、想像しなかったような大事件に遭遇し時に言うんです」。なるほど。

 

 被害者や亡くなられた方々にはまことにお気の毒でならないが、今回の北海道の大地震や関西空港のタンカーの道路との衝突なんて、だれにも考えられなかった出来事だろう。大地震や豪雨、台風なんて日本では当たり前といった外人がいたが、私は憤然として、とんでもないと反撃した。本当はキチンと準備さえしておけば、被害はもっと少なくて済んだのに、と思ったが。

 

 ただ、情報と市場をつなげる仕事に60年をささげてきた私としては①インバウンドへの逆風②対策としての国土強靭化計画への脚光という明暗二相を考えてみた。

 

 幸い96日に2本のレポートが私に届けられた。第一はSMBC日興証券の「関西国際空港閉鎖の日本経済への影響(訪日消費を中心に)」。第二は三菱UFJモルガンスタンレー証券の「相次ぐ自然災害がインバウンドへの逆風に」だ。

 

 まず関空閉鎖のマイナスの影響である。輸出入については2018年上半期で見ると、関空利用のシェアは輸出が67%輸入が50%で決して決して小さくないが、ほかの空港の利用などカバーできる。

 一方、観光客は2017年の外国人入国者2743万人のうち、関空利用は716万人、261%で、成田の279%に次ぐ。GDPベースでは、2018年の実質成長率を0・05%押し下げる。軽度といえそうだ。

 第二のレポートでは、インバウンドへの打撃について、観光業については震災の復旧・復興が一巡した後もマイナスの影響が長引く可能性を指摘している。

 

 実例としたのは、20164月の熊本地震だ。九州地域の外国人入国者数は実質4割減少し、震災前の入国者数の増加ペースを取り戻すまで6か月を要した、として、「日本の景気全体の下振れリスクといえる」。とした。

 

 まあこうしたマイナスの面は残念ながら事実だろう。しかし実は96日に大型建設株中心にセメントなど、復興関連銘柄が日経平均の5日間の続落にもかかわらず、かなり上昇したことだ。

 

 銘柄は後述することにして、早速、政権内部からの情報を入手して見た。するとー。

 第一は安倍首相は災害直後にまず関空の復旧、次いで北海道に、予備費を56000億円投じて、業務再開を大至急行え、と命令したらしい。

 第二に明年の消費税増税を控え、最高三兆円規模の建設国債発行による国土強靭化計画の推進も同じく検討が始まった、と。

 しかし三兆でなく一兆数千億円にとどまるらしい。(財務省のかたくな姿勢のため)。またこのニュースも「いま発表すると石破封じの総裁選対策と曲解される」との官房長官の進言で恐らく再来週かその次あたりに延期された。

 

 それにしても過剰な期待は禁物だが、相次ぐ天災で、予算増大は確かと考える。

 具体的にはゼネコン大手四社、ショーボンド、鉄建建設、不動テトラ、前田建設などの中堅特殊技能建設、それに太平洋、住友大阪などセメント大手。あと外人労働者導入などで労働紹介業大手などが強靭化関連になる。どうぞご研究を。

 

 今回の映画のセリフから、は幕切れのブロディ署長のです。「オレは本当は海はキライなんだ」。私はマーケットや情報は大好きだがたまにはこういったセリフも言ってみたいなあ。

 

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