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2018年5月28日 (月)

映画「眼下の敵」米・中・朝のカード切り合い(第910回)2018・5・27

映画「眼下の敵」米・中・朝のカード切り合い(第910回)2018・5・27

 今どきは新作のいいのが少ない。「狐狼の血」はガッカリだったので今週は「レディ・プレイヤー1」の2度目。このコラム用はDVDで私が見たかった潜水艦ものの傑作の「眼下の敵」を観た。1957年の作品で、ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス主演。監督はデイック・パウエル。みんな故人になってしまった。

 

 アメリカ駆逐艦とドイツ潜水艦が秘術を尽くして戦ううち、艦長同士がまだ見ぬ敵を尊敬しあうというストーリー。「こいつら、アマチュアじゃないな」というミッチャムのセリフは、当時高校生の私はシビれたものだ。

 

 ご存知の通り、トランプ大統領のドタキャンで、米朝首脳会談が6月12日に予定通り開かれるかどうか、世界中が注目している。

 「北」としては、いつもの通り揺さぶりをかけていたところに予想外のパンチで驚いただろう。しかしその後の反応は素早く、金桂冠外務次官が談話を発表した。

 

 反発すると思いきや、「関係改善のための首脳会談が切実に必要」で「(トランプ大統領を)内心では高く評価していた」とゴマをすり「(米国案を)賢明な案と期待していた」。へええ。

 そのうえで対話の扉は開かれていることをアピールしているのだから、ともかく、どうぞよろしくお願いします、という内容だ。今やボールは「北」のコートにある。今週中にも回答があるのではないか。まあ、勝負あり、じゃないか。

あと何十も追加制裁をやるゾ、とか「北」さえ言ってくれば6月12日に会ってもいい、とか、まあアメもムチも十分だ。

 

 ワシントンの私の情報源は「会談キャンセルの最大原因は米朝両国の認識の乖離だが、次は中国の独断専行だ」と。

 具体的には、勝手に経済制裁の一部を解除したり、在韓米軍撤退を「北」に促すなど、中国の独断専行に対し、政府首脳は「アタマに来ている」。そこで6月にハワイ沖で開催する予定の環太平洋合同演習(RIMPAC)に中国を招待しないことを決めた。またトランプ大統領のツイッターでは「中国との通商協議の完了は国難、最終的にはこれまでと異なる仕組みを考えなくては」とした。

 

 これらの動きと株式市場との動きは次の通り。

 米国では軍需株が小幅安

 韓国では生コン、セメント、建設株が10%以上の急落

 日本ではトヨタなど自動車株下落、対ドル、対ユーロ小幅円高。

原油,銅は安く、市場には戦争ムードはどこへやら、といった状況だ。少なくとも緊迫状態ではない。

   まあ、世界の投資家は様子見。来週の展開待ちだろう。

 

 映画のセリフから。ミッチャム艦長が言う。「破壊と苦痛に終わりはない。不死身の蛇のように、頭を切り落としても変わりが生えてくる。」少なくともこれ迄は、金王朝三代が続いたが、これからどうなるやら。

2018年5月21日 (月)

映画「万引き家族」と対北朝鮮ふたつの特需

映画「万引き家族」と対北朝鮮ふたつの特需(第909回)2018・5・20


 カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品された21本の映画の中で、この「万引き家族」が最高のパルムドールを獲得した。是枝裕和監督は5年前のカンヌで審査委員賞を獲得した「そして父になる」のテーマを再び取り上げ、見事栄冠を獲得した。

 

 テーマになっているのは、ある問いかけだ。家族を家族たらしめているのは「血」か、あるいは一緒に送った時間なのか。

 

 映画は、祖母初枝(樹木希林)の年金と万引きで生計を立てている家族が、寒さで震えていた幼い少女を家に連れてきたことから始まる。

 今にも崩れそうな狭い家の中で、仲睦まじく暮らす彼らの日常を突然の危機が襲う。

 

 是枝監督は、「本当の家族とは」という記者の問いに「永遠に一緒にいられなくても、共に過ごした時間が、それぞれの人生の中に深く刻印されること。そのこと自体が家族なのではないか」と答えている(中央日報5月17日)。

 

 いま、朝鮮半島の南と北で「血」が強く意識されている状況だ。今月末には韓国文大統領直属の北方経済協力委員会が「新北方政策」のロードマップを発表する。「北」の完全核放棄を引き換えに、経済再建を援助することになる。膨大なインフラ投資が必要だ。

 

 去る13日米ポンペオ国務長官はフォックスTVのインタビューで「北が核を完全に放棄すれば米国の民間企業による投資を認めるかもしれない」と述べた。ポンペオ長官はインフラ、電力を中心としたエネルギー、農業の三分野が「北」にとって最も重要という認識である。ボルトン国家安全保障担当補佐官も同じような発言を行っている。

 

問題は巨額な投資をどこが負担するか、だ。アジア開発銀行(ADB)がどこまで負担に応じるか不透明。94年のジュネーブ合意の場合には、韓国が「北」に建設された軽水炉発電所の費用の7割を負担した。1兆6400億円(16兆ウオン)

 

 今回はどうか。これまでとはケタが違いそうだ。鉄道、航空路線、電力、ガスーどれも数兆円から数十兆円になりそうだ。しかも「北」はかつてのような衣料、縫製などではなく、ハイテク産業や造船所を望むのではないか(朝鮮日報5月15日)という見方もある。

 

 韓国政府は2014年、北朝鮮の鉄道開発だけで8兆5000億円、と必要額を推定している。また2005年に韓国政府は「北」に200万KWの送電を提供したが、3300億円かかった。その後「北」の電力網の老朽化はひどく、漏電率は何と70%に達しているといわれる。現在の「北」全土の電力網改修には少なくとも10兆円はかかるだろう。また軽水炉方式の発電所建設は一基当たり3600億円かかるので、何基も必要とすると1兆円以上はかかる。(この北朝鮮特需が日本の出番になるんです。これホント)

 

 一方、NY株式市場では最悪のケースを想定した「北朝鮮特需銘柄」が動き出している。ヘッジファンドのごく最近の動きをご紹介しておくと、今回の南北閣僚会談キャンセルはひょっとすると米朝首脳会談の延期またはキャンセル、交渉決裂になり、限定的だが攻撃準備が始まるかもしれないとみる。そこで米軍の限定攻撃関連銘柄を早くもサービス会社が作成、大手ヘッジファンドは16日から買い始めた。これも「北朝鮮特需」だ。

 

 具体的には、レイセオン、ロッキード・マーチン、ウエスコ・エアークラフト、クラトスディフェンスなど。すでにこれらの特需銘柄は17,18日の両日に上昇している。

 

ただし、先日のポンペオ訪朝の折、6月12日の会談の4週間前から1週間おきに進捗状況を相互報告すると合意。15日には「北」から順調に準備を進めていると連絡があった。これが22日の相互報告で「北」がどんな対応をしてくるか、米国政府は待ち受けている。

 

ただ、トランプ大統領から安倍首相に「対北朝鮮の経済制裁解除後の日本による経済援助の検討を進めてほしい」と連絡があった。このことは日本人の拉致被害者解放を意味するし、安倍訪朝までトランプ大統領が決めてくれることを意味する。当然、安倍おろしクーデターは、お気の毒だが大敗北だ。政権不安で売っていたヘッジファンドは買戻しに入るだろう。来週22日に北から連絡がこないで「凶」と出れば別だが、円安日本株買いが続き、9週連騰になるだろう。

 

映画のセリフから。母信代(安藤サクラ)が妹に言う。「血がつながっていない方がいい時もあるじゃん」「そうね。期待しないだけ、ね。」株価の方は大いに期待してください。

 

ご報告です。6月24日()会場は未定ですが、東京でフォレスト出版主催で講演会を開きます。くわしくは来週以降に。とりあえず。

2018年5月14日 (月)

映画「第三の男」と米朝首脳会談と三方一両トクの「落とし所」と原油価格・金利・株(第908回)

映画「第三の男」と米朝首脳会談と三方一両トクの「落とし所」と原油価格・金利・株(第908回)2018・5・13

ご存知の名作中の名作で、グレアム・グリーンの原作をキャロル・リード監督が映画化。私はこの2週間、お子様向け映画を見る気がしなくて、DVDで好きな映画を観た。

 

西部劇小説の作家ホリー・マーティンスは、古くからの友人ハリー・ライムを訪ねて第二次大戦直後のウィーンにやってくる。しかしハリーは直前に交通事故で死んでいた。

 

 ウィーンは米英仏ソ四か国の共同統治下にあったが、英国軍のキャロウェイ少佐はハリーは悪質なヤミ屋だったと告げる。怒ったホリーは友人の身のあかしをたてようと調べるうちに、不審な「第三の男」が浮かび上がる。

 

実はハリーは生きていた。水で薄めたペニシリンで荒稼ぎしていた。正義感とハリーの愛人だったアンナへの恋心から、ホリーはキャロウェイ少佐の指示で友人をおびき出すおとりになる。地下水道で追い詰める少佐ハリーは手負いになりホリーに撃たれて死ぬ。

ハリーを埋葬した後、アンナは待ち受けるホリーを見向きもせず中央墓地の並木道を歩き去る。アントン・カラスのチターの音楽が素晴らしい。

 

後年英国人の友達にこの映画の話をしたら、「あの作品には実に英国人らしいテーマがあるんだ」「何?」「平凡で二流の善人と、魅力的な悪人と、女性はどちらを選ぶか、さ」。

たしかに、オーソン・ウエルズ演じるハリー・ライムの方がジョセフ・コットンの二流小説家よりも魅力的でアリダ・ヴァリがホレるのも当然に見えた。

 

いま、本来悪役なのに必死で善人ぶって演じているのが金正恩委員長。私は朝鮮日報で読んだが「4・27南北首脳会談に先立って、北朝鮮のハッカー組織ヒドウン・コブラが韓国消費社院などに大規模なハッキング攻撃を行っていた(5月8日付)」。南北首脳のあの親善ぶりの準備中だった。

 

この北朝鮮ハッカー組織は昨年5月に全世界で30万台のコンピューターを感染させた「wan nCry」事件を引き起こしし、バングラデシュ中銀や米FBへのハッキング攻撃も行っている。どこに「敵対的行為中断」の合意があるのか。

 

こういう相手だから、米国側も確かに準備おさおさ怠りないように見える。イラン核合意からの離脱表明は「非核化合意が不十分なら、米国は決して受け入れない」というメッセージだろうし、ポンペオ再訪朝も同じ文脈だ。「北」側も金委員長が早速大連に飛んで中国に援護射撃を頼んでいる。3人の解放も同じ。一枚のカードをすでに切らされている。

恐らく米国が北に要求するCVID(完全で、検証可能、しかも不可逆的な核兵器の廃絶)とミサイルの廃棄を中国を検証してもらう。そこいらを妥協点というか落としどころになって、中国軍が正式に駐留する形になる。これも私の想定だが、中国は在韓米軍(3万人弱)と同程度の軍隊を駐留させて均衡をとるのではないか。

 

金正恩としては自体制が維持できるし、習近平は「北」を支配することが出来て得点になる。トランプはトランプで、CVIPを通したのだからメンツが立つ。三方一両得、だ。

 

例によって「日本仲間外れ」説がそうなると出てきそうだが、全くそんなことはない。安倍さんがトランプにキチンと中国を含めた世界中の対「北」制裁を推進することの重要さを納得させたのが、今回の事態の始まりだ。このために「北」は手持ち通貨がほとんどゼロになり、の木炭自動車まで出現。和平姿勢に切り替えざるを得なくなった。

 

平和的な「次」の事態に変わったら、日本のカネを当てにせざるを得ない。かつての対韓国の場合は、円借款と有償合わせて5億ドルだったが、1960年代と現在ではおそらくケタが二つ、違うのではないか。

 

私は本モノの重電機は中国も韓国も作れないので、日立、三菱電機や部品もいいと予測する。円借款なんだから日本企業が有利に決まっている。

 

映画のセリフから。ハリー・ライムがいう。「ボルジア家の圧政と暗殺の時代にレオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ひいてはルネサンスを生んだ。一方スイスは500年の平和と民主主義の成果は何だった?鳩時計だよ」。オーソン・ウエルズのアドリブらしいが。

 

オーソンの存在感は凄い。彼の出番はすべてさらってしまう。ジョセフ・コットンと乗った観覧車の中でいう。「誰も人類のことなんか考えてない。政府は人民と呼び、オレは野郎とかカモというが、結局同じことさ。」三人の首脳たちは、自分の国の中間選挙や国内の体制固め、それに自分の首が斬られないよう、それぞれの理由で動いている。人類とか世界とかという言葉は頭の中にないようだ。

 

1週お休みしたので、サービスに原油高と、つれ高して3%を超えた米国長期金利について一言しよう。

結論。OPEC、とくにサウジやUAE、クウエートが、在庫を「表面上」少なく見せるため、タンカーに積んで隠す「飛ばし」が行われている。

 

数字で示すと、昨年1月には3億4000万バレルあった原油在庫はわずか1年間で1500万バレルに減少した。原油価格が15%上昇した背景になった。

 

この数字の意味について述べよう。昨年1月の在庫はOPEC生産の10・6年。現在発表されている1500万バレルはOPEC月間生産量の47%に過ぎない。

本当にそんなに劇的に在庫が減少したかというと疑わしい。原油をタンカーに積んで「飛ばし」ているからだ。

 

衛星で見た世界のタンカー係留隻数は中東海域で2月の204隻が4月末には278隻に74隻も増えている。米国は1隻、上海で10隻、欧米1隻、ナイジェリア3隻の増加だから犯人は明らかだ。

 

1隻当たり97000トンとすると飛ばし在庫は6838万バレル。

 

コストはバレル54ドル程度だから、含み益はバレル145ドルで、在庫飛ばし3か国は30億ドルを超える利益が出た。

もちろん原油価格高は①米国と連合国のシリア空爆②米国の対サウジ核リアクターの技術供与③米サウジの動きに刺激された異端の核開発再開。それに④トランプ政権のイラン制裁離脱も中東不安材料として買い材料となったのは確かである。

 

しかし216日以降の原油価格上昇の主因がOPECの在庫急減ニュースだっただけに、きわめて怪しげな「砂の城」のように見える。トランプ大統領にこの事実をツィッターで激しく糾弾して、いったん原油高=長期金利上昇は足止めされたが、ここ、23日再びともに、上昇に転じた。NYダウは上伸したが、これは反落を予想しているからだろう。

 

日本株式市場はSQもあるが、この原油高をまともに受けて強含み横這いでの推移となった。原油高と政治不安を理由にしているが、これはほぐれ始めるだろう。私は強気姿勢を変えていない。原油安が再び日本株買い材料になる日は近い。

 

もうひとつ。柳瀬喚問で漸く国会が動き出したのは大きい。外国人投資家は長期安定政権に不安が出たここ半年間日本株を売っている。柳瀬氏は追及を切り抜けている。これも6兆円の先物売りの買い戻しの材料になるだろう。

 

もうひとつ、ある大材料があるのだが、それはナイショ、来週以降に。

最後にお詫びしなければ。先週予告なしでお休みして、ファンの方からどうしたんですか?とお問い合わせがあり、恐縮しました。私は元気です。

2018年5月 1日 (火)

映画「レディ・プレイヤー1」と必ず急騰するこれだけの理由(第907回)

映画「レディ・プレイヤー1」と必ず急騰するこれだけの理由(第907回)2018・4・30

71歳のスティブン・スピルバーグ監督がVR(ヴァーチャル・リアリティー)の世界を映画にした。この名監督は「ペンタゴン・ペーパーズ」と2本を同時公開させるという精力的な仕事ぶり。映画館では7月公開の「ジェラシック・パーク炎の王国」の予告編をやっていたので、私はマイったなあと思った。すごい!

 

 2045年、世界中の人々がアクセスするVRの世界「オアシス」で理想の人生を楽しむ。ところがある日、オアシスの開発者で大富豪のジェームス・ハリデーが死去、遺言でオアシスの隠された三つの謎を解明した者に、45兆円の遺産とオアシスの運営権を差し上げる、と発表。そこから世界中の人々が謎解きに躍起になる。ヨーイ・ドン!だ。

 

 ここから三つの試練が始まる。第一はレース・ゲーム、第二が何とスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」、第三はアタリの「アドベンチャー」だが、映画で「ガンダムvsメカゴジラ」の乱闘が入る。映画ファンの私としては三船敏郎さんのアバターがとんでもないところで、出てくるだけで嬉しい。日米のポップカルチャーのキャラクターが一緒に悪と戦う。まことに楽しい映画だ。何べんでも観たい。必ず新しい発見があるだろうから。

 

 実は私が毎週末にお客様にパソコンやスマホで聴いていただく「相場ウラ読み」というボイスメッセージがある。ゴールデンウィークなので来週はお休みいただくのだが、私は「来週、市場が開いている5月1,2日に、私にダマされたと思って、海運株とか重電機株、大手建設株をお狙いなさい」と申し上げた。もちろん、日経平均も上昇必至、とみるから日経ブルも悪くない。強気の理由は次の通りだ。

 

 日経平均、TOPIXともに複数の短期移動平均線(13日、25日、40日など)が長期(200日)の移動平均線に収れんし、その近辺で上向きに方向転換している。これは昨年9月下旬、あの昨年10月の16日連騰の直前と同じだ。日経平均が少なくとも1,2か月の上昇相場に入った可能性を示す。

 4月23日に日経平均、24日にTOPIXの20日移動平均と40日移動平均がゴールデンクロスした。これも昨年9月25日以来のことである。

以上は三菱UFJモルガン・スタンレー・スタンレー証券チーフ・テクニカルアナリスト宮田直彦氏の分析による。

 私が以前から申し上げている通り、ヘッジファンド中心の先物売り(1~3月6兆円)がまだ2割しか買い戻しになっていない。この先物買戻しは3週連続、これがまたまだ続く。当分、外国人投資家は買い手だ。

 4月27日、南北首脳会談が行われ、当分平和ムードが高まっているが、これはHFの日本株買い円売りの作戦につながる。ひところの日本株売り円買い作戦の逆にあたる。

 

日経平均の目標?一株当たり利益を、かりに手堅く1720円として、14倍なら2万4000円を超える。これがとりあえずの目標だ。

 

 注目していただきたいのは日銀のETF買いが4月に入って、3,4の両日しか、主力の一日当たり700億円を超える買いを入れていない。

 

 「北」の状態を甘く見てるんじゃないか、と言われそうだが、そうじゃない。いまはマスコミは安倍さんに有利なことは報道しない。ごく一例は日本カヤの外説で、ポンペオ訪朝は知らされていたし、訪米した安倍首相は「必ず拉致問題について言及する」との約束をトランプさんから得た。安倍さんは平昌五輪で「北」の金与正さんに会って、平壌ではついに木炭自動車が出現したというニュースを聞いている。これは「北」という国家が崩壊に近い、という情報を得たということだ。やはり中国は原油供給をしぼっている。

 

 もちろん結論を出すのは余りにも早すぎる。しかし「北」が相当追い詰められて、資金や燃料を得られるためなら、かなりな条件をのむだろうということは断言していい。先行き、日本が発電所を含めたインフラ建設の担当になることも、私は確信している。株高の背景になる巨額の円借款による受注の見通しは明るい。

 

映画のセリフから。主人公が言う。「現実の世界はつらいことが多いのだが、やはり現実だけが信じられる。」ところが株の世界では、いろいろな材料から予想図(シナリオ)を作り投資戦略をたてる。そこにギャップがあるのだが、南北の今後の展開は私には日本株の大きな買い材料と考える。万一、戦争状態になったら?まあ、ショックでさがつたところは大チャンス。しめしめ、だ。

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