今井澂プロフィール

講演・出演など

お問合せ

週刊ボイスメッセージサービス『今井澂の相場ウラ読み』

広告


最近のコラム

時事総合研究所委託編集 コメントライナー

« 映画「アトミック・ブロンド」と中国党大会人事と「北」制圧(第883回) | トップページ | 映画「ゲット・アウト」とサウジ内紛とオイルマネーの売り(第885回) »

2017年11月 6日 (月)

映画「女神の見えざる手」と16連騰上昇相場の今後(第884回)

映画「女神の見えざる手」と16連騰上昇相場の今後(第884回) 2017・11・6

 ジェシカ・チャスティンはイマイチ美人じゃないが、意志の強い女性をやらせたら実にうまい。ロビイストのやり手、なんて実に適役だ。

 銃規制法案を通すべく巨大な銃擁護団体に対抗して、大きい会社から移籍して自分の信条を貫こうとする。銃保護派はあの手この手で主人公エリザベスを落とし入れようとし、彼女は闘い続ける。

 アカデミー主演女優賞にノミネートされた「ゼロ・ダーク・サーティ」のCIAの分析官と似た女性ヒーローだ。映画としてはアカデミー作品賞ものだと思った。銃がテーマだしまあムリだろうなあ。

 今回の急騰相場に乗り遅れました。イマイ先生どうしたらいいですか。急騰のあとだから急落があると思うんですが。まあこんなご質問が多いこと。お答えしましょう。前にも申しあげたとおり、日経平均2万7~8000円までは真空地帯。上昇が早すぎてスピード違反になり、下落することはもちろん市場の常識だから、十分にあり得ます。しかし、押し目は軽くすぐ上昇しますよ、と申し上げています。

 いまの証券会社の現役ストラテジストのほとんどは、上昇相場を知らないから、まだ上昇相場で弱気になることのコワさをワカっていないんです。

 2万1000円の大台を抜くのに4週間以上もかかり、はっきりと抜いたのが10月13日。そのあたりで2万1500円とか2万2000円で止まり、と言っているエセ・プロがいかに多かったか。

 テクニカル・アナリストで早くから「秋に2万2~3000円」を主張し続けてきた、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮田直彦さんは「旧TOPIX」を使って「天の岩戸がついに開いた」としました。

 宮田さんによると「過去4半世紀にわたる上限の1750ポイントを、明確にブレイクした。日本株は、バブル経済崩壊後の大停滞を離脱した」。(ここはものすごく重要です!)

 「11月1日には(旧TOPIXは)1858・5ポイントまで上昇、91年11月以来26年ぶりの高値となっており、短気的な調整をはさみつつも2055ポイントを目指すだろう。

 2055は12%上、2万4900円近辺になる。これは89年の歴史的高値の61・8%戻り(エリオット波動分析では大事な数字)に当たる。長期上昇相場は始まったばかり。目先の作戦は五ケタ株の押し目、2,3年の中期ではゼネコン大手。長期では自動運転、ロボット、フィンテック、リチウム電池、医療機器、夢を買いたい向きには海底熱水鉱床開発関連。

 FRB新議長が決まり、12月の利上げは固そう。ドル高円安で輸出比率の高い精密機器や建設機械もひと回転できるだろう。円の対ドルレート115円突破がメドになる。なかなか突破できないだろうが。

 ヘッジファンドは今回はカラ売りの買戻しを狙って、売り残の多い銘柄も日経225と一緒に買い上つた。まだドカンと売るには早いと考えているようだが。

 さて、イバンカさん、トランプさん来日で日本のTVは持ちきり。「北」が主題となるとの見方が多いようだが、中国党大会で親北朝鮮の石油閥の三人の首脳がパージされてから、中国による経済制裁は強化され、ミサイル発射で挑発、なんてとても出来ないだろう。(100%ない、とは言い切れないのがヨワいが)。やはり「北」は危機としてはヤマを越しつつあると見た方がいいのでは。

 逆に今回来日しているウイルバー・ロス商務長官が榊原経団連会長に示唆したとみられる「米国のTPPイレブンへの参加」はいい材料だ。トランプ大統領は当初の保護貿易政策をどんどん後退させており、先日、いったん脱退を宣言していたパリ協定へも残留が示唆された。トランプ政策の後退を余儀なくされている事情は、また別に。

 ところで12月中旬に私の42冊目の本が刊行されます。

 「日経平均3万円 だから日本株は高騰する!」(フォレスト出版)。ご期待ください!

 映画のセリフから。エリザベスは繰り返し仲間に言う。「必ず先手を取ること。しかし敵が攻撃して来たら、向こうの切り札を待って、それからこっちの最後の手を打つの」。映画ではこの話の通り、意表を突くドンデン返しがありハッピーエンドに。「見えざる手」は日本株の長期上昇を、はっきりと示しています。私にはよく見えます。

« 映画「アトミック・ブロンド」と中国党大会人事と「北」制圧(第883回) | トップページ | 映画「ゲット・アウト」とサウジ内紛とオイルマネーの売り(第885回) »