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2017年9月27日 (水)

映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」と総選挙と株(第878回)

映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」と総選挙と株(第878回)2017・9・27


 トム・クルーズの新作でダグ・リーマン監督の組み合わせは「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が面白かったので観た。まあ凡作だからおすすめはしないが、実在した人物のストーリー―が面白かった。

 

 1970年代。天才的なパイロットのバリーは腕を見込まれてCIAから中南米の反米の国の基地の航空写真を、高速偵察機を使って撮る業務を依頼される。写真の次は反米国の政府への抵抗組織に武器を輸送。そこへ麻薬組織から「帰国便にヘロインを持ち帰れば1キロ2000ドルの手数料を出す」と持ち掛けられ運び屋に。栄華を極め、札束の隠し場所に困るほど。しかしその期間は短く、FBIなどから追及されてゆく。不安を抱えたままの栄華だ。

 

 いま、金正恩委員長が「老いぼれ」、トランプ大統領は「チビのロケットマン」とののしり合い、世界は息をつめて展開を見ている。トランプ氏は悪口と五大国同意の上の制裁で挑発している。北朝鮮が外相のいう「太平洋上で水爆実験」などやったらシメたとばかり、何らかの部分的軍事アクションを起こす。中国といえど今回は石油全面禁輸をせざるを得ないだろう。金正恩だってバカじゃないから、ここ2,3か月はお茶を濁す程度の近海ミサイルで様子を見る公算が大きい。10月8,10日は危険日だが。

 

 一方、米国は対話するにせよ、軍事オプションの行使にせよ、中国と調整してからでないと開始できない。ゲタを預けられた習近平は10月18日に開会の党大会で再選が決まり、北朝鮮シンパのナンバー3、5,7の江沢民派、上海閥、そして石油閥の幹部たちのクビを切らなければ始まらない。

 

 またトランプ大統領自身、11月4~6日の訪日、訪韓、訪中、そしてAPEC(11月10~11日)東アジアサミット(11月14日)。以上を済まさなければ行動を起こせない。どうしても「北」問題のヤマ場は12月、とみていいだろう。逆にいうと、ここ1,2か月は大したことは起きず、なにかあっても安倍首相には追い風だろう。

 

 トランプ大統領は人気を上げたい。何しろマッチョ好きの米国民の58%が「北」への武力行使にイエスといっている。となると、危険な時期は12月。遅くも1月。

 

 ここまで述べれば賢明な読者はお分かりだろう。

 

 安倍首相は11月4日のトランプ来日までに政権を安定させておかなければならなかった。そこで年末に何が起きても「日本は大丈夫」としておかなくてはならなかった!

 

 9月25日の記者会見で十分にこの事情はいえないから、アンチ安倍マスコミはまた「大義がない」と騒いでいるが。理由をはっきり言えないこともある。

 

 7月ごろの支持率低迷時に安倍さんは「憲法改正ができなければオレは来年の総裁選に出ない」と周囲に漏らしたこともあった。

 それが8月後半に内閣改造を行い「北風」が追い風になり、さらに某財界人の招待で来日したワシントンの有力者の助言もあってやる気になった。とくにトランプ大統領が衝動的に軍事行動を仕掛けた時に冷静に戻す助言ができ、日本に被害が出ないようにするのは安倍首相ひとり、と助言されたことは大きかったようだ。

 

 「20議席(現有286)以上減らしたら負け」とか、半数の233に行けばまずまずとか、立場、立場でいろんな発言がある。定数465に10議席減少するし、小池さんが絡んだ希望の党がかなり議席を獲得するから270で十分ではないか。政党支持率も上昇中だし。

 

 外国人投資家も過去の戦いぶりから見て「選挙上手」(代理戦争の意味合いが強い都議選を除く)と評価は高い。選挙の報ですぐヘッジファンドは「円買い株売り」の巻き戻しを行い、あっさり2万円の大台を回復し、その後も外国人買いが続いている。当分、一高一低はあっても強い相場が続くだろう。

 

 万一(ホントに万一)過半数に達せず、安倍退陣となったらー。

 選挙は水もの。しかし株式市場の動向で先読みすることはできる。大和証券の木野内栄治さんが言っている通り①幼児教育関連②学習塾関連の銘柄が下落するなら、市場は与党敗北を読んで動いている。

 私は勝つと思っているから①大手ゼネコン②超値がさ株③医療機器、を狙う。

 

 映画のセリフから。バリーはFBIの手入れですべての不正に取得した財産を没収されるが、夫人に言う。「アクセサリーは持っていかないから、指輪やネックレスをできるだけ身に着けるんだ」。私はNYの株価は以前よりも下がったとはいえ政変不安があるから持つ気はないが、日本の方は大丈夫。朝鮮半島で騒ぎが発生し、難民が発生したらそれこそ日本の実力を示すいいチャンス。永久国債をここで考えるべきだ。

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