映画「オールド・ボーイ」と金価格の意外高の今後(第730回)
映画「オールド・ボーイ」と金価格の意外高の今後(第730回)
映画は今週2本。トム・クルーズ主演の「オ-ル・ユー・ニード・イズ・キル」と「オールド・ボーイ」。ともに日本の原作を外国で映画化。2本とも面白かったが2003年の韓国版の印象が強かったので。
1993年のNY。広告代理店の重役ジョーはいきなり監禁される。何と20年間も。この間に元妻の殺人犯に自分が仕立てられ、TVの番組「犯罪ミステリー」で、3歳の時別れた娘が成人してチェリストになっていることを知る。
突然解放されたジョーは、監禁中にいやというほど食べさせられた餃子の味を頼りに監禁ビジネスの仕切り役を突き止める。大乱闘。
直後に監禁した犯人がジョーの前に現われ「私は誰か。20年間も監禁した理由は。この二つの回答を48時間以内に見つけろ」と。ジョーは親友のチェイニーとソーシャルワーカーのマリーとともに調査を始める。そして意外や意外の展開に。
原作で10年、韓国版では15年。今回のハリウッド版は20年。主人公が行動を共にしていたマリーが自分の娘とわからないほど成人した女性になるための時間だ。
金の価格はこの映画と同じようにサイクルが長い。
1999年の安値のオンス252ドルから、2011年のオンス1920ドルまで12年間、7・6倍に上昇。
普通は上昇期間の三分の一、つまり4年間整理期間。
NY株は高いし、FRBは金融の正常化で超低金利を解消する。ドル高も含め金価格はリクツから言うと2015年ぐらいまでは反転上昇は望みにくい。需給関係では金ETFの保有金が2010年以降減少を続けて来たし、中国、インドの金購買もいろんな理由でヤマをこえていた。だから、金はまだまだダメ、という意見が圧倒的に多いのが現状だ。
私は先日出版した近著「2014-2015 日本経済逆転のシナリオ」で、金価格は昨年末で底値を付け、再び上昇に転じた、と主張した。
昨年12月30日のオンス1979ドルで底値を付けたと確信した。本を出す前からこのブログや講演会で金買いをおすすめしている。
なぜか。私が高値の1920ドルを的中したときの理由と同じ。投資家がオンス2000ドルを皆が言い出したら1900ドル台の下の方で終わり。今回は逆にオンス1000ドルを言い出しておりそれなら、オンス1100何十ドルのどこかで下げは終わり。そんな材料があるのか。NOだ。私の相場カンだ。私が買い始めた1995年の時にも、金を買う理由はゼロだった。
天井値のときも、下げる材料なんて見当らなかった。
今回の12月30日の底値の場合も買う材料は見当たらなかったので、おんなじだ。
しかしここ1,2か月は違う。①6月末から金ETFの代表スパイダーの保有金残が急に増大②これまで金を実質輸入禁止にしていたインドが制限緩和③イラクの情勢悪化による原油高④アルゼンチンのデフォルト懸念(最近はプエルトリコも)。
私は次の上昇サイクルに入ったことが確認されるにはオンス1500ドルくらいに行かなければ、と考える。その前は3月17日のオンス1391ドルのように1400ドルがカベ、ということになるだろう。上昇軌道の目標は?当然オンス2000ドル以上。ハラの中では10年以上も上昇したら3000ドルも夢じゃないと思っている。そのころになると買う材料なんてヤマほど出てくる。
映画のセリフから。ジョーを閉じ込めた犯人が言う。「なぜ解放したと思う?」実は監禁した理由はジョーがまだ学生時代に学友の妹を娼婦呼ばわりしたことにあった。監禁のさらに15年前。35年かけて、復讐だった。この息の長さ!金投資の方も。
日本株の方はジワジワと戻り高値を更新中。これからですよ。本当の上昇相場は。
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