プレスリー「ハートブレイク・ホテル」と相場の行く末(第679回)
プレスリー「ハートブレイク・ホテル」と相場の行く末(第679回)
先日TBSのBSで「ハートブレイク・ホテル」を“永遠の名曲”として2時間にわたって特集していた。1956年にこの曲がラジオから流れて来た時の、ぞくぞくするような、スリリングで高揚した気分を思い出した。
実は私はプレスリーと同じ1935年生まれ。向こうは1月、私は8月だから彼の方が兄貴だが。死んだのは1977年42歳だったからずいぶん早死にした。
生まれがミシシッピの黒人の町で黒人音楽のリズムが身についていて、「白人でいて黒人の歌がうたえる男」を探していたスカウトの目に止まった。
「ハートブレイク・ホテル」はRCAが当時としては大金を払ってスカウトした第1作。ミリオンセラーになりエルヴィスの名を全米に広めた。
すぐ「ハウンド・ドッグ」「冷たくしないで」「監獄ロック」などの1000万枚(!)の超大ヒットを連発。ああ懐かしいなあ。映画27本に主演したが「ブルーハワイ」がいい曲が多くて、私は好きだ。
60年代、ビートルズが登場しスターの座からころげ落ちかけるが、69年にラスベガスでショーに出演、世界一のエンターティナーとして復活する。そして死ぬまでスターだった。
エルヴィス以前のアメリカのホップスつまり流行歌は「テネシーワルツ」や「プリテンド」と全く違う。「ハートブレイク・ホテル」が時代を変えた。
これと同じで、株式の長期上昇相場は①金融相場②業績相場で変わる。一番勢いのいいのが①でしかも業績好転、それも大幅好転が確実視され、しかも流動性がジャブジャブな場合、である。
昨年11月13日、解散直前の日経平均は8661円、円レートは79円20銭。また去る2月には甘利大臣は年末の株価を1万3000円としていた。当時でも9000円台。
それが5月23日に1万5970円台、円レートは5月22日の103・1円。
これが①スピード違反②米FRBバーナンキ議長のQEⅢの債券購入額減額つまり出口戦略の不安③ヘッジファンドの決算による大量先物売り④超高速売買、などが重なった。これで年内の高値は終わりになった、と私は見ている。
円レートは先週、5月28日のシカゴ市場の取り組みを見て楽観論を述べた。私は楽観的過ぎた。すみません。
しかし、中長期の円安ドル高は間違いない。日銀の金融緩和は本物だし、シェールガス革命によるドル高もある。ジム・オニールの言う「2年以内に100~120円」のシナリオは生きている。
瞬間1ドル90円ぐらいはあるだろうが来年には、また円安へ。
株価?1万2000円台なら下値は調整幅として十分。先週東京に来ていたジョージ・ソロスがウオール・ストリート・ジャーナルに「日本株をまた買う」と述べた。もう下げ余地はない。
ただし、1万5000円台の真ん中はメチャメチャに重い。また金融相場から業績相場への移行期はまあ半年はかかる。年内は1万2000円と1万5500円の間。
ちなみに。株価が下がったからアベノミクスは失敗というバカナマスコミが必ず出る。
金融緩和の効果が出るのは「速くて半年、ふつう1年半」が経済学の常識だ。4月から黒田日銀がスタートしたのだから、本格的に好影響が出るのは来年の10月だ。
じゃあ何を買うか。まず金。オンス1320ドル近辺でダブル底だし相場の名人マーク・ファーバー―氏が金推奨。またアベノミクス成長戦略に乗った銘柄で外国機関投資家が発行済み株式数の5%以上を買ったものがいい。
たとえば長寿健康社会。みらかHD(証券コード4544)、CANBUS(45573),BML(4694),J・TEC(7774)、栄研化学(4594)。
フィデリティ、JPモルガン、キャピタルインターナショナル、ビルゲイツ・ファウンデーションがよーく調べて買った。2~3年すると大化けしそう。
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